『どうやら測光エリアは調光と無関係らしいです。』
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新スレ連発申し訳ありません。 興味深いことがわかったので報告させてください。
私は物撮りなどの際にストロボをスローシンクロさせて補助光にまわすことが多いのですが、以前から調光アルゴリズムに疑問がありました。
というのも、D70のストロボ調光は測光用の1005分割RGBセンサーを使って行われるのですが、このセンサーを使った調光の方法が測光モードに依存なのか非依存なのかよくわかりませんでした。ニコンサービスセンターに問い合わせて見たのですが、優れない返答…。
ということで自分で実験を行ってみました^^。
実験方法は以下のとおりでした。 調光のアルゴリズムを調べたいので、露出をマニュアルで固定します。 なお、大きめなグレーカードを利用した予備実験を行い、ストロボの下側調光限界を超えていないことは確認してあります(つまり十分弱く発光すれば中央部のグレーカードの濃度は保たれます)。
1.スポット測光(すべて中央部)で通常撮影する。 2.スポット測光でiTTL調光を行う(スローシンクロさせる)。 3.こんどはマルチパターン測光で通常撮影する。 4.マルチパターン測光でiTTL調光を行う(スローシンクロさせる)。
結果は添付画像のとおりです。 2の時点ですでにスポットエリアを調光に利用していないことがわかります。 また、2と4を比べるとまったく同じ調光が行われていることもわかります。
結論としては、どうやら測光モードとは関係なく、全面を利用した測光とは別のアルゴリズムでプリ発光時の照度を検出している様子です^^。ということは調光と測光モードの関係は、調光個所の決定に利用されるわけではなく、BL調光が有効になるかどうか(つまり、2つの調光アルゴリズムの切り替え)のみに影響するようです。
わかりにくい文章で大変申し訳ないのですが、ご質問などございましたらよろしくお願いしますm(__)m。 言いたいことが伝わってるかな…^^;。<不安です。 |