投稿日 | : 2008/12/25(Thu) 20:34 |
投稿者 | : yama@muteki |
> ちわ。 > 撮像素子について聞いていいですか? > 一概に違いを説明するのは難しいと思いますが、 > いわゆる、撮影条件が同じと仮定して、出力した仕上がりで、決定的な違いはあるのですか?
こんにちは。 フルサイズとAPS-Cの違いですね。 なかなか奥深い話題なのですが、以下の3点があげられます。
1.画角の違いにより、写真の雰囲気が変わる。
同じ焦点距離のレンズを利用した場合、フルサイズとAPS-Cの画角の違いにより、同じ距離から撮影するのであれば画角が変わります。写る範囲が変わるので写真が変わります。同じ画角になるように距離を調整すると被写体との間合いが変わるので、写真の雰囲気やボケ量が変わります。
フルサイズとAPS-Cのが角の違いを考慮して、焦点距離の違うレンズを利用した場合、同じ距離から撮影すると普通はF値の違いにより雰囲気やボケ量が変わります。また、レンズの大きさや重さが変わるので、行動パターンが変わり撮れる写真も変わります。
ということで、総じて写真の雰囲気に影響します。
2.高感度で画質が良くなる。
フルサイズの面積を生かして、画素の有効面積が大きくなった場合、根本的に映像素子の感度が良くなっています(光をつぶとして考えた場合に、有効面積が広いほうがたくさんつぶが入るため)。
なので、最終的に撮影時のISO感度に合わせるためのゲインを少なく取ることができ、結果SN比が向上します。<デジタルカメラのISO感度は基本的にはセンサの入力信号をゲインアップするだけです。
3.ダイナミックレンジが広くなる。
有効面積が広いとたくさん光を当てた場合の上限に余裕ができます。 小さいコップと大きいコップに同じ勢いで水を入れたときに大きいコップがあふれにくいのと同じ原理です。
特に反射率の高いものを撮影したときの高輝度側のディテールが良く残ります。
以上を決定的と受け止めるかどうかは見る人の感覚によるかと思います。
簡単に解説しました。参考まで。
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