Tokina AT-X 124 PRO DX (12-24mm F4) 【売却済み】
(2005年02月15日新品購入)
(2005年07月執筆)
購入小話
手持ちレンズの最広角がVR24-120の換算36mmだったので、念願の購入。当初、NikkorDX12-24を狙っていたのですが、ちょうどいいタイミングでトキナーからこのレンズが発売されたので財布と相談してこちらに。やはり広角ズームが一本あると安心感が違いますね。購入により、足の裏の米粒が取れたような爽快感です。また、前枠に77mmのフィルターが装着できることもこのレンズを選んだ理由です。
所感
やはり12-24は広い!換算18mmはやっぱりすごいですね!!超広々です。24mmから12mmに徐々にズーミングしていくとあれよあれよと色々なものが画面の中に入ってきます。いや〜爽快。
さて、 長焦点側が24mm(換算36mm)というのもこのレンズを使いやすくしている要因だと思います。VR24-120で使い慣れていたこともあるのですが、広角なのに程よい圧縮感もあり、縦位置で使えば広角風、横位置で使えばより標準に近い表現が可能です。よって超広角〜標準域に近いところまでをトータルでサポートしてくれる表現力に長けた一本といえるでしょう。しかも、広角端24mmでの歪曲収差が目立つVR24-120と比べると、全域で歪曲収差がずば抜けて補正されているためより広角らしくきっちりとした印象に仕上がります。歪曲収差補正で有名なシグマの12-24がありますが、建築分野などをのぞく自然風景などの分野ではこちらのレンズでも問題ないと思います。
しかしながら、DX12-24より若干重い(トキナー570g、ニコン465g)というのがネイチャー愛好家には気になるところかもしれません。また、銅鏡はそれほど太くないのですがフードの外回りが若干大きいことも追記しておきます。超音波モータによるフルタイムマニュアルフォーカスを装備していないので、親指AF派はフォーカスリング操作によるAF/MFの切り替え操作が必要です。ズームリングも若干ですが重過ぎるような気もします。レンズキャップもつまみ型なのですが使いにくかったので純正の77mmに交換しております。
とはいえ、トキナーPRO仕様のワンタッチクラッチフォーカスリングは、通常利用する分には快適な操作感とAFレンズとは思えない適度な重みがあり、職人魂を感じるところです。また、ワンタッチクラッチをAFに設定し、フリーになっているフォーカスリングの操作感がこれまたすばらしく、思わずこのレンズをつけているときは呼吸に合わせてリングをまわしてしまうほどです。加えてレンズの概観もシックかつストイックにまとめつつ、取り付け指標には認識しやすい蛍光色を使うなどの配慮も見られ、デザイン性に優れています。主張過ぎないゴールドリングも私的には高ポイントです。付属のフードは初期状態では若干取り付けが硬く、慣らし&馴れが必要であるものの、内側には有害光の乱反射を低減する丁寧な内張りがされており、ここにもトキナーのお客様を大切にする心遣いが現れています。前枠に77mmのフィルターが装着できることは前述のとおりです。
写りに関してはシャープそのもの。ソリッドでカミソリのような切れ味を見せてくれます。あまりにシャープすぎてD70だとメッシュ上の場所には偽色が浮いてくるほど。通常利用ではアンシャープマスクなどの後処理は必要ないほどです。色のりとカラーバランスも良く、雰囲気のある風景写真にもばっちり活用できそうです。
長所
・やはりAPS-Cサイズにおける換算18mm超広角域の実現!
・換算18-36mmの非常に使い勝手のいい焦点域幅
・しっかりした銅鏡やフードの作り
・ワンタッチフォーカスクラッチや考え抜かれたインターフェースデザイン
・カミソリのように切れるシャープな画質
・十分に補正された歪曲収差
・前枠に77mmフィルタ装着可能
・なんといってもこんなにすばらしいレンズが6万円未満で入手可能
短所
・超音波モータ非搭載でフルタイムマニュアルフォーカス不能
・ニコンDX12-24に比べて100g程度重い
・フードが大きく、若干かさばります。
・やや重めなズームリング
・レンズキャップが微妙に使いにくい
・シャープすぎて偽色が(笑)<私は気にしませんけど
まとめ
所感ではかなり褒めちぎる形になりましたが、それほどすばらしいレンズであることは間違いありません。とくに考え抜かれたユーザーインターフェースと各部の作り、質感は本家や他のレンズメーカーにもぜひ見習って欲しいとおもいます。写りもまったく問題ありません。
ただ、広角スナップオンリーな人を除いて、超広角ズームは他のレンズといっしょに持ち歩き、ここぞというときに利用する場合が多いと思います。そういった場合に、このレンズの大きさ重さが許容できるかどうかが純正DX12-24との選択の分かれ目になると思います。
とはいえ、このコストパフォーマンスはそうそう真似できるものではありませんので、DX12-24を狙っている人はつなぎに使ってみるだけでもお勧めです。まず、これを買って超広角撮影の醍醐味を味わいながら練習をしましょう。

Comments