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Ai AF DC Nikkor 135mm F2S

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(2005年10月16日中古購入)


購入小話
このレンズに興味を持ったのはシグマの70-200mmF2.8主力で望んだスーパードッグカーニバルにて、ビッグサイトの暗さにより明るい望遠の必要性を感じたからに他なりません。銀塩時代、中望遠のポートレート向け単焦点という位置付けのこのレンズも、D70などのAPS-Cサイズ映像素子を持つボディと組み合わせて使うと200mmという十分な望遠レンズへと変貌します。そこを狙って導入を決意。実は前々から出モノがありそうな気配を感じていたので交渉へ。まずは予想通りの働きをしてくれるか、レンタルをさせてもらえることになりました。結果はバッチリ。むしろ本来のポートレート等の用途でも遺憾なくその実力を発揮してくれそうです。状態もほぼ新品同様でいつもどおりお買い得な導入となりました。

所感
このレンズの紹介では主にDC機能(デフォーカスコントロール:ピント外調整機構)が注目されることが多いと思いますが、私はまず、DC無しの時のすばらしい描画について言及したいと思います。ピント部分の切れはもちろん、円形絞りの働きか、そもそも贅沢に利用されているレンズ群の素性のよさか、そのままでも十分にボケが綺麗です。性能のよいマクロレンズのボケと比較しても何ら見劣りせず、むしろグラデーションはこちらの方が豊富との見方も可能です。開放での解像性能もすばらしく、周辺まで考慮すると著者のお気に入りレンズ「AiAF85mmF1.4D」よりも優秀だと思います。また、周辺減光についても全く目にとまりません。
DC機能については多くのウェブサイトでも紹介されていますが、こちらも適切な使い方を用いれば作品に力強い個性が盛り込めます。注意したい点は、DCを調整値によって大きくピント位置が変更されますので調整後に注意深くピントを合わせてもらいたい点、また、収差によりAFの精度が期待できないためMFを中心で使ってもらいたい点の2点です。
その巨大な前玉と大きい開放F値から逆光の影響を受けやすいので、必要に応じてハレ切りをしたり、長めのフードを利用してもよいかもしれません。私は必要な場面ではコンタックスの72-86アダプタ+No5メタルフードを利用しています。(※現在コンタックス製のものは入手困難のようですが同じモノがUNから販売されているようです。)

長所
・APS-Cでの換算200mmにてポートレートからスポーツまで幅広く対応。
・開放でも十分な解像性能&描画力。
・DC機能を利用しなくても十分なほどのボケ味の豊かさ。惚れ惚れします。
・RFなのでなかなかフォーカスが早いです。
・換算200mmになってもホールドしやすい鏡胴デザインと適度な大きさ。
・注意して利用することによって作品の幅を広げるDC機能。

短所
・内蔵フードがやや短いか?そこは外付けフードでカバーしてます。
・ずっしり重い815g。
・新品購入はなかなか考えさせられるお値段かも^^;。中古を狙いましょう。
・DC105mmを持っている人はどちらかでいいような気もします。
・最短撮影距離約1m(DC位置によって変化)はこのクラスとしては十分ですが、無理を言いたいところもあります。

まとめ
デジタル一眼レフ時代になってもっと見直されてもいいレンズです。とにかく換算200mmは使い勝手もよく、望遠ならではの作品が残せると思います。特にボケ味についてはニッコールレンズの中でも1番2番を争う綺麗さ。家では85mmF1.4Dといいコンビになっています。RFのお陰かAF性能もなかなか早く、特にD2系ボディと組み合わせると室内スポーツも難なくこなします。銀塩時代の200mmF2.8クラスの描画を求める方には是非試してもらいたいレンズです。中古の玉数が多いのもこのレンズの特徴だと思います。ズームレンズに対抗する為にこの世に送り出された100mm、135mm単焦点レンズとして、すばらしい一品だと思います。

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