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Ai AF Nikkor 85mm F1.4D(IF)

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(2005年04月27日新品購入)
(2005年07月執筆)


購入小話
このレンズの購入計画はワンコの写真集を本格的に作ってみようかな?と思ったことに始まります。ワンコの写真集をつくるなら、35mmF2Dと50mmF1.4Dに加え、やはり換算135mm前後のアップショットが1〜2枚欲しいな〜と。70-200mmF2.8の望遠側開放を使えばボケを生かした作画は可能ですが、どうしても背景範囲が狭くなって、どんなところにいるか見せつつ浮き上がらせるという表現は難しくなってしまいます。また、撮影距離もかなり必要になってくるのも課題でした。購入の際には85mmF1.8Dと迷いましたが、今までために貯めてきたヨドバシポイントを全て投入するとF1.8D並みの値段でこのレンズが購入できそうだったので最有力候補に上がってきました。決め手はA-Mリングの装備やピントリングの回転角と繰り出し量の関係、AF時にフォーカスリングが回らないことなど、ほとんどの部分が使い勝手に関する部分でした。このレンズに限らず、如何に使いやすく、イメージを形にできるかが、私のレンズ選択の基準でもあります。写りの面では、F1.8DのF2の時の絞り形状が9角形でなく花形?になってしまうことも微妙に考慮しました。

所感
画質面でのファーストインプレッションは、ニコンらしからぬレンズ。手持ちのほかのニッコールレンズとは違った雰囲気があります。どちらかというと35mmF2Dに近い印象がありますが、絞ったときに35mmF2Dがどんどん硬くなっていく(焦点距離が短いという問題もあります)のに対して、85mmはある程度やわらかさを残したまますっきりと硬めになっていきます。対して実用面でのインプレッションは確かに中望遠135mmクラスで、被写体から若干離れて撮影する雰囲気です。ですが、愛犬撮影の現場ではその特徴が長所となってきます。目の届く範囲で犬に警戒心を与えずに愛犬を撮影することができるのでとても便利です。部屋でくつろぐ愛犬を自然な望遠感で撮れるのはたまりません。特にバストアップ以上を狙いたいときは50mm(換算75mm)では犬が撮影者に興味を持ってしまうケースが多く、このレンズの出番です。特に室内では許容範囲ぎりぎりの最短撮影距離85cmと余裕の開放F値F1.4でしっかりと愛犬撮影家をサポートします。AF時にフォーカスリングが回転しない構造もAFを多用する愛犬撮影では優れた特徴です。

一方、135mmの明るい中望遠、つまりフルサイズでいうところの135mmF2Dクラスとしての使い勝手もかなりイケてます。絞り開放で強烈に背景をぼかすのもヨシ、円形絞りを利用して数段しぼってピント幅を確保しつつ背景をコントロールするのもヨシ、とAPS-Cサイズだと従来の85mmより大分用途が広がってくる感じです。色のりやボケの光線配置もよくピント全域で滑らかなボケ味が楽しめます。

問題があるとすれば、超音波モータでない点、フードを取り付けたときに若干大きい点、ベース感度ISO200のD70だと野外でこのレンズを振り回すにはND8あたりのフィルタが必要になる点の3点ぐらいでしょうか?超音波モータに関しては他社ですでに実現されているのでこのレンズの後継には是非期待したいところです。特にネイチャーフォトで135mm F2クラスとして使う場合のフルタイムマニュアルは有効でしょう。次に大きさですが、フードが思いのほか(外径86mm程度??)広がっているため、フードを装着すると大口径標準ズーム並の太さになります。ちなみに重さは550gとそこそこ軽量ですし、フードをはずしたときには打って変わってコンパクトなんですけどね^^;。最後に野外での撮影でNDフィルタが必要になることですが、これは致し方ないでしょう。取り付けが多少面倒な方、ファインダーが暗くなるのが嫌な方もいらっしゃると思いますが、せっかくのF1.4、絞りの自由度が大きく広がりますのでNDフィルタは是非オススメです。

長所
・なんと言ってもF1.4でもっとも望遠
・室内犬撮りには最高
・野外犬撮りでも最高
・ついでに人物撮りでも最高
・ネイチャーフォトでも十分最高
・AF時にフォーカスリングが回らない仕様
・MFも快適な幅広フォーカスリングと余裕の回転角
・がっちりホールドできる適度な大きさ
・正面から見るとびっくりするぐらいでかい口径

短所
・やっぱり欲しい超音波モータ&フルタイムマニュアルフォーカス
・やや太めなフード
・晴天野外だとNDフィルターが必要になる点
・好みの分かれる表面塗装
・買わないとわかりにくいこのレンズの価値と魅力?

まとめ
現役ニッコール最大口径F1.4かつ、その中で最長焦点距離85mmがもたらす恩恵は愛犬家にはたまらないはずです。愛犬に十分目の届く範囲で、自然な表情をアップで狙えます。室内撮りでもその特徴はそのまま引き継がれます。フードがやや大きいなど多少の短所はありますが、それにもあまりある長所が愛犬家を支えます。小型・中型犬のマスターは借金してでも買え!といいたいところです。でも、その前に、50mmF1.4Dや35mmF2Dを先に買いましょう^^;。70-200F2.8クラスとはどちらを先に買うか迷うところです。

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