Velbon Neo Carmagne 730 3段カーボン三脚
(2004年11月15日新品購入)
購入小話
ひょんなことから中古でゲットしたマイクロ60mmF2.8とシグマ70-200F2.8HSMを有効に使おう!とベルボンLuxiFから三脚のアップグレードを決意。やっぱり換算300以上の大口径望遠レンズや等倍近いマクロ撮影にはしっかりした三脚が必要ですね〜。安定感が違います(笑)。
さて、この三脚ですが実は購入直前まで、同じベルボンのエルカルマーニュ630か640を買おうと思っていました。理由はレバーロックの方が使いやすそうだからです。しかしながら、70-200HSMに2xテレコンをつけて、APS-Cデジタルで撮ると換算600mmの超望遠です。さらにマージンを設けてゆったり撮りたかった私は、その上の730に目をつけてしまった…。これを検証すべく、新宿のヨドバシカメラ3脚コーナーに赴き、いろいろ触りまくった上、店員さんにも話をききまくり、結局、730の安定感と思いのほかまわしやすいロックナット機構に負けて1ヶ月後に購入。結論を先に書いてしまいますが、買ってよかった^^。
所感
「やっぱり730にしてよかったなぁ」これがしばらく使ってみての素直な感想です。何がよいかというと、すばり「余裕」。現在私が使っているレンズ群では有り余る余裕を感じます。カメラを載せて、少し寄りかかるような体制になってもびくともしません^^。70-200F2.8クラス+テレコンやサンニッパクラスまでなら、大丈夫でしょう。ヨンニッパクラスでも十分いけると思います。
この三脚のいいところはいろいろありますが、まずはそのパイプ径と大きさからくる自由度と安定感です。私は身長が182cmぐらいありますが、この三脚+SBH-550の組み合わせだと、いっぱいに伸ばしたときには背伸びをしてぎりぎりファインダーがのぞけるかどうかというところです。さらにローアングルはほんとに地面すれすれまで下げられ、足りない場合は自由雲台の首を90度折って、三脚を地面に寝かせてしまいます。このため、脚立を使わないシチュエーションならほとんどすべての高さに対応できます。エレベータを使わない場合でこの高さを確保できるので、エレベータシャフトは購入以来はずしっぱなしです^^;(それでも10cm程度の高さ調整ができるのがさらに便利!)。さらにパイプの剛性感が高いので、パイプをちじめるほかに、付け根の開き角(通常・ミドル・ローの3段階切り替え)によって高さを調整しても、十分な安定感が確保できます。とっさに数十センチカメラを下げたいときなどには重宝しています。
つぎにすばらしいのが、インナージットパイプ機構による、パイプ回転の防止です。具体的にどんなときにすばらしいかというと、足を伸ばすとき。通常、三脚の足は、継ぎ目でそれぞれ回転してしまうので、ロックナットタイプの足の引き伸ばしは一段ずつ行う必要があります。しかしながら、この三脚は上記の機構によって2段目の足の独立回転を防止、一気に2つのロックナットをまわして緩めることができるんです。しかもロックナットの形状がすばらしく、まさに2つ同時に回してくださいといわんばかり。惚れました。この機能がなかったら、パイプ系を落としてレバーロック式か、もしくはSLIKや海外の製品を購入していたかもしれません(マジで)。さらに、脚の先端のプラスティック部分を回転させていくとスパイクが出現します。これはアウトドアでは大変便利。もっとやわらかいゴム式の回転部分も用意してほしかったですが、ベルボンのこういった機能には本当に頭が下がります。
さて、こんなすばらしい三脚ですが、いくつか改善してほしい点もあります。まず、カーボン三脚なのに、標準でヒートンがついてこないこと(一つしたの630にはついています)。といっても、これは三脚にある程度自重があることと、ローポジション時のエレペータパイプと地面の間にヒートン用のスペースを確保するなら、少しでもエレベータを長くして、調整範囲を広げようとしたメーカーの努力とみなします。次に、ローアングル時に使う脚の付け根のラチェットのロックですが、一旦ひきあげてしまうと、脚を全開にしない限り下がりません(笑)。くだらないんですが、あがりっぱなしになっていると精神的にきもちわるいかも。
あとはあたりまえですが、ちょっと大きいですね^^;。特にローポジションにしたときには結構広がるので、花のマクロをとるときなどは、周りの人に絶対に迷惑をかけないように、周りに気を使いましょう。また、脚が長い分、カメラが果断などから離れてしまう場合があるので、望遠マクロ以外の人はそこも考慮する必要があります。カメラバッグに装着できるのも、この三脚が限界ぎりぎりのサイズだと思います。
あ、雲台の取り付けねじが3/8インチ!(国産の小型・中型三脚は1/4インチねじ)ってのもはまりやすいトラップかも…^^;。
長所
・抜群の安定感。<最高!
・インナージットパイプによる、脚の引き出しやすさ。
・長いウレタングリップで持ち運びもらくらく。
・パイプ径が十分確保されているので、脚を開いて高さ調整も可能。
・身長180cmオーパーの人でも十分な高さ。
・エレベータパイプを常時分割していても十分な高さ。
・ローポジション時には驚くほどの低さ。
・いざというときに現れる、スパイク。
・室内物撮りなどでも十分活用できる安定性。
短所
・雲台取り付けねじが3/8インチ。<アクセサリ関連が使えないときが…。
・ヒートンなし。<自作で十分カバーできます。
・やっぱりちょっとでかいかな?と思うときはあります^^;<縮長70cm。
・ローポジションでやや大きめ。
・ローポジションで大きめなので、花などに近づけない恐れあり。
まとめ
結局のところ、大きいなりのメリット十分。すばらしいです。「三脚はカメラを支えているのではない。三脚は写真そのものを支えている。」という言葉はまさにこのことでしょう。特に望遠レンズ好きには十分お勧めできる製品です。
なお、マクロレンズ派はこの三脚と、もう一回り小さい三脚を2本持って、周囲の込み具合によって使い分けるのがいいでしょう。私も花マクロ用にエルカルマーニュ630か530あたりを検討中です(笑)。

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